窯詰

 何とか作品作りも終えて、今、窖窯(アナガマ)を詰めています。
先日、制作中の写真をアップしました、マグカップ長皿ともに一工夫(?)した詰め方をしていますのでご覧下さい。

 ・ マグカップは柄(ハンドル)の重さで楕円になるのを防ぐために、写真の様に斜めのハマ(焼台)に乗せて詰めます。
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 ・ 窯詰めされている、マグカップ。
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 長皿は耐火粘土で支えて焼きますが、長皿が耐火粘土の水分を吸うと、ヒビが入り易いので、素焼をします。
・ 素焼きした長皿の裏側にメ(支え)を付けています。
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・ 長皿が詰められているところです。
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   ※ 素焼 - 本焼きとする前に釉薬をかけずに、800℃程度で焼き固めること
by yamauchi-bizen | 2009-05-18 23:03 | 陶芸 | Comments(6)
Commented by 足柄山のかさたて at 2009-05-19 06:27 x
いろいろな工夫をされて、窯に入れる。感心します。陶芸の世界も、ボケたり、アルツハイマーになるとできませんね。(笑)
出版の世界は、はげたり、白髪のじいさんになると、編集者が敬遠します。(笑)
Commented by okadasakura at 2009-05-19 07:01 x
長皿の焼しめ。この方は,電気窯ですか。窯詰め。窯出しは、6月中旬の予定ですか。祈る、ご健闘。
Commented by yamauchi-bizen at 2009-05-19 20:46 x
足柄山さん、貴君は子供向けの本を書いているので、年寄りくさいのを敬遠されるのでしょうから、思い切ってボケ老人向けに遊びの本を書いてはどうでしょう?

okadasakuraさん、窯は小形の灯油窯です。 窯出しは、ご推察の通り、6月中旬です。
Commented by ceramistbamboo at 2009-05-20 22:10
マグカップはともかく、長皿はメを立てるのが大変ですね!
窖窯の成功を祈ってます。
Commented by 美濃の茶碗屋 at 2009-05-21 12:38 x
斜めハマ!懐かしいです。40年程前、五条坂の協同窯で使いました。梅雨が始まる前に、窯焚きが終わるように願っています。
Commented by yamauchi-bizen at 2009-05-22 00:08 x
Bambooさん、有り難うございます。備前粘土は弱いのと、焼成りに詰方が大いに影響しますので窯詰は大変です。

茶碗屋さん、この方法はどこで覚えたのか忘れていましたが、京都時代だったのですね。そう言えば備前では見かけません。
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