角波トタン 張り

 仕事場の隣に、軽トラを入れたり、原土を置いたりしているトタン葺きの納屋がありますが、築50年の元鶏小屋です。

 西側の土壁が落ちかかり、雨が降り込んでくる様になりました。そろそろ寿命なのですが、建て替えるには先立つものがありません。
取りあえず、自分でカラートタンを打ち付け修理しました。

 ・ 落ちかかった土壁/まず、友人の木工工場で、下地にする胴縁状の木材を貰い、コースレッドで縫いつけました。
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・ 波板トタンを張ろうかと思っていましたが、壁なので、角波トタンにしました。外装用角波はプリント、ガルバリウムなど、色々有りますが、一番安い、カラートタン(新茶)にしました。近所のHCで、1枚880円(6尺)、しかし、厚さは0.17ミリしかありません。
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 ・ 元鶏小屋とは言え、当時の造りなので、松丸太の梁が入っています。この梁をかわすのに、角波トタンを切るのが大変でした。専用の、角波切りがあるのですが、高いのと後が不要ですので、手持ちのブリキ鋏で何とか切りました。 
 上下の波が合わなかったり、不細工な仕上となりましたが、これで、後10年は大丈夫でしょう。
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by yamauchi-bizen | 2009-08-23 15:37 | 修理 | Comments(6)
Commented by okadasakura at 2009-08-23 16:38 x
暑い中、ご苦労さまでした。当方、貴方に、かなりお邪魔していますが、この建物、どこに所在しているのか、ピンときません。貴方の門の中に入り、左を見て、一番左手の建物を、南から撮影したものですか。
Commented by 美濃の茶碗屋 at 2009-08-23 19:44 x
山内リフォームさん、お疲れさまでした。ブリキ鋏での切断加工、大変でしたでしょう。下地の横胴縁を取付けるのも、レベルが出ていないので、大手間だったはずですし、松材の梁を逃げながら張るのも、さぞ苦心されたでしょうね。独り完成式でしたか?茶碗屋工房の屋根は、ガルバリウム鋼板です。
Commented by 足柄山の仙人 at 2009-08-24 08:37 x
松丸太の梁が入っている。見るからに頑丈そうな建物ですね。我が家の安普請の自宅より、すごい。松丸太の梁が見えているのが、味があっていいですね。20年はもつのでは。暑い中、ご苦労様でした。
Commented by yamauchi-bizen at 2009-08-24 09:26 x
okadasakuraさん、そうです。一番左手は仕事場ですが、その北側、シャッターのある小屋です。

茶碗屋さん、屋根の勾配に合わせても切らなくてはならず、切り紙細工のようでした。ちょっと不細工ですが、見えない所なので、マァ良いかと思っています。

足柄山さん、土壁の方が趣きがあったのですが、雨が降り込んではどうしようもありません。 暑かったので、午前中と夕方、日が沈んでからしましたので、3日もかかりました。
Commented by アーネスト at 2009-08-26 08:20 x
 なかなかの芸術作品に仕上がっていますね。 古い建物には独特の雰囲気がありますので、画一化された物置小屋の多いこの頃に個性があるもには感じるものがあります、モノ置き小屋とはいえ大事に修理しながら保存しませう・・・・・
Commented by yamauchi-bizen at 2009-08-26 15:05 x
アーネストさん、角波トタンで覆ったので、情緒はなくなりました。50年も前の建物ですので、鶏小屋とは言え、壁は竹小舞の入った土壁、梁は松丸太です。
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