イノシシ罠の見廻り

 シーズンになったので、友人の猟師T田くんが裏山に仕掛けた、くくり罠を毎朝、見回っていますが、今期はまだ掛かりません。

 ・ 坂根集落の山側には、イノシシ、鹿などの有害鳥獣防護のためにワイヤーメッシュが張り巡等されています。入口のワイヤーメッシュにかけてある 「注意!」の札
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 ・ 福居池(溜池)です。 この池の周りに、3ヶ所しかけてあります。
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 ・ 判りづらいですが、が、クヌギに付けられた、ヌタ跡です。
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 ※イノシシは、ダニなどの寄生虫を落とす為に泥を身体中になすりつける習性があり、これを、ヌタうちと言います。このヌタを木に擦り付けたたのが、ヌタ跡でイノシシの行動が判ります。

 ・ 「ハシリ」と言われる、けもの道です。この先に罠がしかけられていますが、私にはどこに有るか判りません。
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 ・罠をしかけた 木に、札が下げてあり、罠をしかけたT田くんの氏名、住所、電話番号、狩猟許可番号等が書いて有ります。(ちょっとピンボケ)
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  ※ くくり罠に興味がある方は、販売店のカタログです。ただし、私はOSP商会のまわしものではありません、判りやすいので、このサイトを利用しただけです。
 
by yamauchi-bizen | 2014-12-12 15:36 | その他 | Comments(7)
Commented by nobrin-7 at 2014-12-13 17:13
いや、驚きました。と言うか恐怖しました。
内のカミサンは遺跡研究会に所属していて熊山の道なき道を薮こぎ状態で歩き回り、窯跡や炭焼き跡を発見しては教育委員会に報告しています。至る所がイノシシに掘り返されている状況をいつも聞かされているのですが、人間も気づかないということは危険極まりない仕掛けですよネ・・・
写真の小さな札では目立たないので危ないと思われるが、事故は起きてないのでしょうか?
Commented by yamauchi-bizen at 2014-12-13 18:28
nobrinさん、札は大型ハガキほどありますので、この周囲に罠があるのは判ります。
又、くくり罠の径は12㎝以下と決められていますので、人間の足は入りませんし、もし掛かっても手ではずせます。
Commented by nobrin-7 at 2014-12-13 21:30
たとえ標識に気が付いても「この先に罠がしかけられていますが、私にはどこに有るか判りません。」と文章にあるように所在は判らない。直径12cmとのことだが、パフレットを見れば直径は18cmのも用意されているので、つま先から入って足首を締めてしまう事も考えられる。子供をつれてキノコ採りだってあり得るし・・・ワイヤーはどの程度締まるのか?この罠はワイヤーで脚を痛めないのか?また、外し方は事情を知らないも者でも直ぐに判るのだろうか?内のは犬を連れて山に入る事が多いので犬が罠にかかって戻れないかも知れない非常に心配です。
不特定多数が入る可能性のある山で、この仕掛けは大変問題です。
Commented by yamauchi-bizen at 2014-12-14 19:32
nobrinさん、私は見廻り役で、狩猟免許を持っていませんので詳しい事はわかりませんが、くくり罠の径などは許可を出す都道府県によって違うそうで、岡山県は12㎝以下だそうです。
又、踏み込むことによって、バネのピンが外れるしかけなのでタヌキ、キツネ、犬などは掛からないとのことです。
Commented by nobrin-7 at 2014-12-15 05:34
カミサンが山に履いて行く靴の巾は9cm、直径12cmの罠につま先が突っ込むのは間違いないし、犬も比較的大型なので罠が作動するのではないか?の心配は残ります。

カミサンに聞いたら、やはり罠の現場に遭遇してました。あまり山深くない薮の中、下がっていた標識を読むと罠のことが書かれていたが、最初は仕掛けがどこかは全く判らなかったらしい。
取りあえず放していた犬を繋いで、いつもの茸や遺物を探すつもりでもう一度しっかり見たらワイヤーが見つかり、たどったら仕掛けに行き着いたとか・・・
普通の人にはまず判らないと言っていた。

危険の無いものならなぜ直径12cm以下とサイズ規制するのか?これも腑に落ちないところです。規制の理由は何なんでしょう?もし万一の人間被害を予測してのことなら、罠の位置を示さなくては意味がありません。

目で確認出来ない物を標識で注意しても効果が無い。戦場になった地域での地雷原には危険を知らせるどデカイ看板が多くあるが、今なお犠牲者が出ているので判る通りです。人間は動物の中で最も危険察知能力の無いダメな生きものですから・・・だからカミサンは犬と山に入ります。

何らかの方法で、仕掛けの場所を示さなくてはダメでしょう。罠の位置を示す方法は簡単です。必ず上部に木の枝がある位置にセットすればその枝に下向き矢印で「罠の位置」と示せば良いだけです。少し上の方ならイノシシは不信に思わないのでは・・・注意書き標識はもっと目につく場所でなくてはダメですが。

この罠を使うには狩猟免許が必要なのでしょうか?ネットで買って勝手に使う事もできますが・・・そうした人は「直径12cm以下」の地区規制は知らないですネ。

罠に掛ったイノシシがパニックになり荒れ狂う姿は凄まじいものでしょうネ・・・鉄格子の罠でも格子に激突してあばれる映像を見たことが有ります。

人間が快適快楽に暮らす為に6.000種のおよぶ生き物を絶滅に追いやった事実を見ると、カラスやイノシシたちの「人間何するものぞ・・・」という気概とバイタリティーは見上げたものがあります。

いささか長い文章ですが、My Blog 「カラスの魅力と驚きの能力」http://nobrin7.exblog.jp/7466642/ に、私のカラスレポートがあります。それこそお暇な時にでも・・・
Commented by yamauchi-bizen at 2014-12-16 10:59
罠をしかける場所の近くの目立つところに、一枚目の写真の様に「ワナのしかけあり、注意」の看板(?)がでていて、罠は普通の人は通らない様な場所にしかけてあり、又、札がぶら下げてあるので、まず人は掛からないと思います。
しかし、奥方のように茸や、窯跡を探す人は遭遇すると思います。

12㎝以下とするのは、やはり人の足が入らない為に決めてあるのだと思います。バネはかなり強力です。

狩猟に関しては、期間、場所、捕獲鳥獣の種類、数などかなり細かく決めてあり、免許のない人が野鳥を捕ることは出来ません。
しかし、イノシシ、鹿は有害獣に指定されていますので、駆除班(猟友会)が市の依頼を受けて、年中捕獲をしています。

カラスに関する記事を読ませて頂きました。
なかなか面白いですね!
Commented by 足柄山のたぬきじいさん at 2014-12-17 11:26 x
コメントを読ませていただきました。大変おもしろかったです。
足柄山の自宅周辺でも、イノシシがよく出没します。イノシシが食べたい。(笑)
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