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ゼーゲル コーン

 ただ今の窯中温度は、ラッキーナンバー 777 ℃ です。 松割木で焚くレトロな備前焼でも、窯の温度はデジタル温度指示器に表示されます。
ゼーゲル コーン_c0081499_22552770.jpg


 私は熱電対による、温度測定と別に ゼーゲルコーン(ゼーゲル錘)を使っています。ゼーゲルコーンは一定の温度になると、熔倒する様に作られた温度測定用具です。
 ・ 窯中に立てた、ゼーゲルコーン SK7(1230℃)、SK8(1250℃)
  色々の場所に立てて、倒れぐあいを見ながら窯を焚きます。
ゼーゲル コーン_c0081499_23645.jpg


 ・ 熔倒した、ゼーゲル/SK7 完倒、8 半倒 (これは前回使用した物です)
ゼーゲル コーン_c0081499_238547.jpg

 
by yamauchi-bizen | 2009-05-26 23:17 | 陶芸 | Comments(8)
Commented by 足柄山の仙人 at 2009-05-27 07:04 x
「色々の場所に立てて、倒れぐあいを見ながら窯を焚きます。」説明と写真でよく分かります。きれいな形に曲がるんですね。これは、はし置きにらる。ただでください。(笑)
Commented by okadasakura at 2009-05-27 07:23 x
忙中閑ですか。一番、窯焚き、力が入る時。現在は、窯の温度、1300度を越えているのでは。祈る、ご成功。
Commented by 美濃の茶碗屋 at 2009-05-27 12:04 x
おお!ちょいと専門的なネタですネ。茶碗屋は窯焚きの回数が多いので、ゼーゲルより安いオルトン錐を使っています。パチンコに倣って777がラッキーナンバーなら、1111もそうですよね!何か景品下さい。
Commented by yamauchi-bizen at 2009-05-27 21:47 x
足柄山さん、残念ながら、ゼーゲルは箸置きにはなりません。私の備前焼を買ってください。

okadasakuraさん、閑はありませんが、何とかアップです。 窯の温度は最高 1250℃程度で、1300℃までは行きません。現在は1100℃です。

茶碗屋さん、私はオルトン錘は使ったことがありません。(見かけた事も)使い具合はいかがですか?
パチンコはしませんので判りませんが、777でスロットルがジャラジャラ出るのでは!
Commented by ceramistbamboo at 2009-05-27 22:27
釉薬がなくても、ゼーゲルコーンは入れるんですね。
以前、京都の作家から京都ゼーゲルと言うのがあって、
同じ番数でも温度が低いと聞きました。ご存知でしたか?
Commented by 美濃の茶碗屋 at 2009-05-27 23:05 x
オルトン錐の使い勝手は、ゼーゲルと殆んど変りません。違うのは番数と対応温度、立てるのに専用台座を用いる位です。価格的にはゼーゲルの約45%(台座込み)です。参考サイトはシューゲルの陶芸で、焼成用具の項をご覧下さい。
Commented by アーネスト at 2009-05-28 12:08 x
 土と炎の芸術といわれる伝統技術の世界にもデジタル技術が導入されているとは機械好きの貴兄ならではですね。 
焼上がった肌の色は土の元素配分とか炎の温度変化、継続時間などで予め大体予測されるようになるかも知れませんが・・・私は偶然性とか再現できない突然変異の方に期待します
Commented by yamauchi-bizen at 2009-05-28 21:29 x
Bambooさん、京都工試のゼーゲルは2番ほど低いです。ずっと昔ですが、間違って使ったことがあります。 今でも作っているのでしょうか?

茶碗屋さん、見ました。他の陶芸用品サイトでも売っていました。確かに安いですね。

アーネストさん、パイロメーター(デジタル温度計)は私だけではなくて、備前焼を作っている人ほとんどが使用しています。薪窯の場合は特に必需品です。 
焼成りには、備前焼などの焼き締陶は大いに偶然的な要因があります。

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