エアー コンプレッサー / HITACHI SUPER BEBICON

 先日作った石膏型を使用して、角鉢を型抜きしていますが、角鉢は作りが深いので、小型ブロアで圧縮空気を吹き込んで、離型しています。

 この圧縮空気用のエアー コンプレッサーは15年ほど前に、中古機械の好きな友人、T中さんに見つけて貰った、1万円也の日立スーパーベビコンです。
とても古くて躊躇したのですが、さすが世界の日立製、元気で動いています。と言っても、圧力開閉器は故障して、取り替えましたし、調整器(レギュレター)は新しくつけました。

 余りにも古くさいので、製造年月を調べてみると、なんと 昭和39年製でした!
私を除いては、我家の器械では一番古いと思います。

 おまけに、Mfg Noから製造年月を調べるために、日立ベビコンをウエッブ検索してみると、同じ形式のコンプレッサーがまだ、作られていました。オイルレス式に改良されていましたが、これも驚きです!
 ※ 日立スーパーベビコンのHPページ
 ・ 角鉢の離型に、小型ブロアを使っているところです。
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 ・ S 39年製の HITACHI SUPER BEBICON
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 ※ 石膏型を使った作り方、「石膏型で作る」
by yamauchi-bizen | 2010-10-20 21:50 | 陶芸 | Comments(8)
Commented by okadasakura at 2010-10-21 09:21 x
型抜き。頭の回転悪く,方法が理解できません。石膏で、作品の出来上がった型ができたところまでは理解。その石膏に、粘土を如何にして貼り付けるのか、その辺から頭混乱。祈る、立派な角鉢の完成。
Commented by アーネスト at 2010-10-21 09:30 x
 昭和39年は東京オリンピックの年! さすがHITACHは世界に誇るニッポンのブランドです、良い道具も愛着次第ですね
Commented by 美濃の茶碗屋 at 2010-10-21 16:19 x
昭和39年製のベビコンですか!その年は、そうですネ!東京オリンピック、東海道新幹線開業の年です。約半世紀前、そんな時代もあったのだと、遠くを見る目になってしまいます。おっと、ベビコンでした。流石物持ちが良いやきもんやさん。オイルのメンテもちゃんとされているのでしょう。更に離型に圧縮空気と言う手がありましたか!為になりました。
Commented by yamauchi-bizen at 2010-10-21 19:28
okadasakuraさん、昨年5月頃に当ブログにアップした「石膏型で作る」のリンクを、記事の一番下に貼っておきました。Wクリックして見てください。

アーネストさん、あまり使用していないのも、長持ちの理由かもしれません。

茶碗屋さん、このベビコンは今のものに比べてやや圧力が弱いと言う欠点があり(設定がMpa 0.3~0.5)、エアーサンダーを回すと力が足りません。オイルは時々見ていますが、余り使わないのできれいです。
Commented by ceramistbamboo at 2010-10-21 23:20
すごい、年代ものですね!
ウチも中古の古いものを使ってます。
ちなみにこれは、200Vですか?
Commented by yamauchi-bizen at 2010-10-22 15:41 x
Bambooさん、100Vです。当時、コンプレッサーはほとんど200Vで100Vは珍しかったです。
しかし、今は大工さんが釘打専用に使う、コンパクト高性能のもの(とても高価)、ホームセンターで見かける、某国製の安価なものなど沢山ありますね。
Commented by 足柄山のじいさん at 2010-10-23 07:31 x
「私を除いては、我家の器械では一番古いと思います。」この文章、笑えました。ユーモア賞!
Commented by yamauchi-bizen at 2010-10-23 20:53
足柄山さん、このユーモアがわかっていただき有り難う御座います。
S 39年(46年前)は私が、O大に間違って入学した年です!
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