花くらべ

 当地では、今日、11月13日を「花くらべ」と言って、菊の花を持って墓参する習慣があります。
何処でもそうするのか、と思っていましたが、どうも、岡山市西大寺地区、旧邑久郡から備前市の一部あたりの風習のようです。(確かではありませんが)

 私も、家内と墓参しましたが、農家では、この日のために畑の一部に菊を植えていますので、墓前には沢山の菊花が供されていました。

 ・ 菊が一杯の、サンマ谷(三昧谷がなまった?)墓地
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by yamauchi-bizen | 2010-11-13 22:39 | その他 | Comments(6)
Commented by 美濃の茶碗屋 at 2010-11-14 13:15 x
夫婦御揃いで丁寧なご供養、ご苦労様でした。へぇ~「花くらべ」初めて聞きました。重陽の節句にしては遅いし、真言宗系ではそんな慣わしがあるのでしょうか?「花くらべ」こそありませんが、この辺りでも畑のある人は大抵、墓参用の花を畑で作っていますよ。
Commented by okadasakura at 2010-11-14 17:17 x
珍しい風習。民俗に関心を持つ当方、初耳。11月13日が謎を解く鍵では。いろいろ調べてみます。
Commented by yamauchi-bizen at 2010-11-14 21:01
茶碗屋さん、墓参と言っても墓掃除を兼ねていますので、私はもっぱら掃除方でした。
真言宗だけではなく、仏教系はすべて行っているようです。

okadasakuraさん、この辺りでは13日と言っていますが、14、15日あたりでも良いそうですし、12日に行っている人もいました。
又、私が子供の頃はこの様な風習は無かったように思います。旧・邑久、長船町方面から伝播してきたのでは?
Commented by アーネスト at 2010-11-14 22:07 x
米の収穫も終え、農家は少し時間に余裕が出てきますと、備中地方の山間部ではあちこちの氏神様の秋祭りで、お神輿が出て神楽や渡り拍子など奉納されます。 仏様の方は彼岸から後はホットケ様です。 でも、「花野」という秋の季語もあります、ご先祖様も菊の花を楽しまれてことでしょう・・・
Commented by 足柄山の仙人 at 2010-11-15 06:18 x
珍しいご供養ですね。鏡野には、なかったです。
ちなみに、鏡野では、20年ぐらい前まで、土葬でした。私のおじいさん、おばさんは、土葬でした。
Commented by yamauchi-bizen at 2010-11-15 08:40 x
アーネストさん、彼岸から正月まで墓参の機会がないのと、花が沢山ある時なので始まった風習かも知れませんね。

足柄山さん、こちらも土葬でしたので、次々と墓を作り、墓地は墓石で満杯ですが、今はどこも火葬で代々墓です。
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