吊り花入

 今回の窯で、新作の吊り花入を作りました。吊り花入と言っても、茶の湯で使う、吊り船花入の様に天井からつるすのではなくて、吊り金具で下げます。
 金具の高さ、30㎝ぐらいの大きさで、掛花入がぶら下がった感じです。

 2点アップしますのでご覧下さい。

吊り花入_c0081499_18375571.jpg

吊り花入_c0081499_18382180.jpg

 金具も自作です。 父が使っていた、農業用の鋼線の廃物利用で、色は真綿を使った、「真綿焼」という方法で、黒く焼き付けました。
by yamauchi-bizen | 2010-11-19 18:48 | 陶芸 | Comments(8)
Commented by アーネスト at 2010-11-19 19:11 x
  金具の鉄と備前の陶器のやわらかな曲線の取り合わせが面白いですね。 新しいフォルムに挑戦する遊び心を感じとれます。
Commented by okadasakura at 2010-11-19 19:46 x
新作斬新。金具も自作。スバラシイ。次々に皆さんが、アと息をのむ作品を発表してください。祈るご精進。
Commented by ishidenen at 2010-11-19 20:52
あのときのあれですね、完成おめでとうございます。
細かいテクスチュアーが興味あります。
Commented by 美濃の茶碗屋 at 2010-11-19 22:31 x
おお!ファンタスティック!・・・と外人なら言いそうです。吊り金具の底面形状と作品とバランスがとてもグーです。自作されたのが良かったですネ。備前焼の新しい風が吹き始めた予感がします。進展と展開を大いに期待します。
Commented by 足柄山の天狗 at 2010-11-20 07:27 x
シンプルな形の組み合わせが、お見事ですね。花を活けると、きれいでしょうね。女性が欲しいと言います。(笑)
Commented by yamauchi-bizen at 2010-11-20 10:10 x
アーネストさん、「遊び心!」これが肝心ですね。今の世の中、何だかギスギスしています。

okadasakuraさん、何時も有り難う御座います。吊り金具の制作は慣れていないので大変でした。

Ishiden亭主殿、写真でははっきりしませんが、鋼線の加工にも苦労(?)しています。又、写真でもアップします。

茶碗屋さん、お褒めいただき有り難うございます。しかし、備前焼の新しい風云々は褒めすぎですよ。

足柄山さん、私が出来るのはここまでで、花はまだ入れていません。
Commented by ceramistbamboo at 2010-11-22 23:04
なかなかカッコいいです!
真綿焼って、どんなやりかたなんですか?
Commented by yamauchi-bizen at 2010-11-23 09:07
Bambooさん、真綿焼は、伝統的な鉄を黒く染め付ける方法ですが、使っている人は少ないと思います。
やり方は、鉄作品の色が変わる程度にバーナーで加熱して、真綿を擦りつけます。
<< 木工バイス 花くらべ >>