吊り花入の金具制作・1

 先日、吊り花入の金具を作る写真を撮りましたので、アップします。ご覧下さい。

吊り花入を考えた時は、台座金具と同じ材料で簡単にできると思っていましたが、作ってみると鉄線が太くて不細工なので、別の材料で作りました。

 まず、吊り下げる部分は、ピアノ線(0.4㎜)を、曲げて作りました。これは力仕事ですので、得意分野です。
ピノ線は鋼鉄線でとても強くて、バネなどを作るのに使います。
 
 ・ 卓上バイスで番線を固定、番線にピアノ線を巻き付けて、作っています。
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 ・ 出来上がった、ピアノ線製部品
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 次に、この部品と、花入とを留める金具は、トーチランプで加熱赤化出来ませんので、なまし番線(3㎜)で作りました。 なまし番線は建築現場で足場丸太などを結束する鉄線でとても柔らかくて、簡単に曲がります。

 ・ アンビル(金床)上で、なまし番線を、すべり止めの付いた型枠ハンマーで叩いてテクスチャをつけます。金工用荒らし槌の代わりです。
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 ・ グラインダーで錐状に尖らせた一方の先端を、先丸ヤットコで丸めます。
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 ・ 吊り花入れの大きさに合わせて出来上がった、留め金具
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 ・ 真綿焼で黒く着色した部品を、吊り花入に付けて出来上がりです。
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  ※ いつになるかわかりませんが、次は台座金具を作っているところをアップ予定です。
by yamauchi-bizen | 2010-12-02 11:48 | 陶芸 | Comments(5)
Commented by okadasakura at 2010-12-02 15:11 x
工作は当方ニガテ。新しく、完成した方に、花を活けた写真、是非、お願いします。スバラシイと推察します。
Commented by 美濃の茶碗屋 at 2010-12-02 20:36 x
大きな金床をお持ちですネ。鋳鋼ですか?子供の頃、鍛冶屋で見てからこれが欲しいなと思っています。ところで少々質問を。留め金具の「真綿焼」は何時するのですか?両端を曲げて差し込む前、それとも片方を曲げた後?吊り下げ金具の巻線部は、簡単に留金具の曲げ部に入り込みますか?そして出来上がりを見ると、ピアノ線の吊り金具も「真綿焼」してあるように見えますが・・・。手順が少し分かりません。
Commented by yamauchi-bizen at 2010-12-03 17:41
okadasakuraさん、何時もニガテなものばかりアップして、申し訳ありません。しかし、仕事が斯様なものですので、ご容赦下さい。

茶碗屋さん、金床は普通の大きさで(幅25㎝)、たぶん鋳鉄製です。
真綿焼は部品がそろった状態でし、その後組み立てました。ピアノ線の部品も。
留め金具の一方は真っ直ぐな状態で組み立て、その後巻きます。が、とてもやり難いです。
Commented by 足柄山のじいさん at 2010-12-04 07:54 x
おはようございます。作り方が、写真と、文章でよくわかりました。
「これは力仕事ですので、得意分野です。」この文章、笑えました。
ごつい手が、目立ちます。(笑)
Commented by yamauchi-bizen at 2010-12-04 10:57
足柄山さん、撥ねるピアノ線を巻きつけるには指先に力を込めて、一気に巻くと上手くゆきます。
手はごつくありません。芸術家の繊細な手です。
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