私の住んでいる部落名は通称「二之樋」と呼ばれていて、バス乗場、信号なども「二之樋」という名で知られています。
その名は大用水の2番目の樋があり、ここから東用水、西用水に分かれます。改修されたる前の石で出来た樋は上を国道が通っていたせいもあり、大がかりな樋で夏場は子供の水泳場所にもなっていました。
川幅も広くて、ゆっくりながれていました。写真は現在の樋です。
樋の脇には東備地方最高峰・熊山(507m)への登山道があり、江戸時代に建てられた石製の道しるべがあり、正面には「従是熊山道」、東側面に「宮まで四六丁」、西側面に「元文丁己年 施主 二日市村 九月廿四日 善九郎」と書かれ、1737年(元文丁巳)に作られたことがわかります。
熊山は備前の国一の山岳信仰の霊場で、古来修験者の登る霊峰でした。山頂には古来仏教遺跡・熊山石組遺構や智明大権現を祭る神社あります。