土練機

 開業以来、橘製作所(現在は㈱新柳北信に吸収)製のレオナルドⅡ型というエライ名前の常圧土練機を使っています。
2度、故障しましたが、自分で直して使っています。 

 先日、久しぶりに使いましたところ、粘土がももける(備前弁、標準語ではどう言うかわりませんが、引っかかってひび割れること)状態で出てきました。
土練機出口はスムーズに粘土が出るように砲金が巻いてありますが、この部分が錆びるとこの状態になります。

 分解掃除して、砲金部分を水ペーパーできれいに磨きましたところ、なめらかな粘土が出てきました。
          土練機_c0081499_8571190.jpg


                      掃除した出口 →





土練機_c0081499_8573016.jpg



← スムーズに粘土が出ています
by yamauchi-bizen | 2007-03-25 09:09 | 陶芸 | Comments(5)
Commented by アーネスト at 2007-03-26 18:48 x
 この形は、どっかで見たような、ああそうだコーヒーミルに似ています。
うどん製造機にも、こんなのがありました。どなたが考案されたのか備前焼にもいろいろと珍しい道具が要るんですね。原型はレオナルド・ダビンチが考えたのでしょうか?
Commented by yamauchi-bizen at 2007-03-27 01:05 x
アーネストさんコメントを有り難うございます。この横型2軸式土練機は一般的で、誰が考えたかはわかりませんがレオナルド・ダビンチではないことはたしかです。
私は挽肉などを作るミートチョッパー(ミンチ機)に似ているので、このあたりから考えられたのでは、と思いますが・・・・・。
Commented by ceramistbamboo at 2007-03-29 22:23
ウチは瀬戸では通称「バケツ」っていう土練機を使っています。
縦軸1本に羽が付いているだけの簡単な構造です。
空気はまったく抜けませんが、練るのは早く、200キロの土を40分程で通すことができます。
Commented by yamauchi-bizen at 2007-03-30 08:47
Bambooさん、それは臼型土練機と呼ばれる上部から粘土を入れる土練機ですか。珍しいですね。備前では見たことがありません。
Commented by 足柄山の赤土 at 2007-04-01 12:05 x
皆さんのコメントを読むのが楽しいです。専門家のコメントはおもしろい!(笑)
<< 松島 巌 コアガラス展 携帯電話 >>