高台を削る

 先日水挽きしたコーヒーカップの高台を仕上げています。
ロクロ上に固定した、素焼製のシッタ(湿台)に半乾きのボーディをふせて、底をカンナで削り出しています。
カンナと言っても、大工さんの使う鉋とは違い、帯鉄を曲げて刃をつけた自作の道具です。

 胡座(アグラ)をかいてロクロを使う、手回しロクロ系はロクロは巡回り(時計回り)ですが、九州や萩などの蹴ロクロ系は削りの場合は反対にロクロを回します。
理由は右手に持ったカンナで反時計回りで削る方が楽ですが、手回しロクロでは反対回りに回せないために、削りも巡廻しで行います。

 現在は電動ロクロですので反対回りに出来るのですが、手回しロクロ系では伝統的に巡回りで削ります。

高台を削る_c0081499_2133568.jpg

by yamauchi-bizen | 2008-03-10 21:38 | 陶芸 | Comments(5)
Commented by okadasakura at 2008-03-11 06:45 x
お仕事、本格的にラスト・パアート。窯出しのご予定は。写真に見えるコヒーカップには、とっては付くのですか。祈る、ご精進。
Commented by 美濃の茶碗屋 at 2008-03-11 08:52 x
際立って春めいてきましたね。仕事をしていても、つい外へ出たくなってしまいます。茶碗屋はロクロを習って以来、挽きも削りも「時計回り」です。削りに使うトースカンは特注品ですか?台座が広く、安定して見えますが・・・・。
Commented by yamauchi-bizen at 2008-03-11 09:21 x
okadasakuraさん、未だ ラストスパートではなくて、ロング ロング スパートです。窯焚の予定はたっていません。コーヒーカップは柄付きです。

茶碗屋さん、備前より東、京都、瀬戸、多治見は手回しロクロ系で、挽き、削りとも時計回りでが、備前より西は蹴ロクロ系(文禄・慶長の役で連れてこられた陶工によって始められた陶業地)で、削りは反時計回りです。
なぜか、立杭と壷屋は挽きも反時計回りです。
トースカンは陶磁器用で市販されていました。
Commented by 足柄山のあぐら at 2008-03-11 14:20 x
「胡座(アグラ)をかいてロクロを使う、」山内さんが制作されている姿が目に浮かびます。私もあぐらが大好き。夕食はあぐらで食べ、飲みます。極楽!ロング ロング スパートに拍手!(笑)
Commented by yamauchi-bizen at 2008-03-11 19:39 x
足柄山さん、拍手を有り難うございます。頑張ります。
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