粘土を乾かす道具に「ドベ鉢」というモノがあります。石膏、もしくは素焼で出来ていて、ドロドロの粘土の水分を吸収させて、適当な堅さにするのに使います。
釉薬を使わない備前焼は「土」は作品の出来ぐあいを左右する、もっとも大切な物ですので備前のヤキモノ屋は自分で粘土を作ります。 私は、原土を粉砕する → 桶に入れて水に溶かす → パワーミキサーで攪拌する → メッシュ2㎜の篩で通して泥奬を作る → ドベ鉢で適当な堅さにする、という方法で大部分の 粘土を作っています。 しかしこの方法は伝統的なやり方ではなくて、湿式篩土方式とでもいう独自の方法です。 ![]() ▲
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| 2006-07-29 18:02
| 陶芸
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| 2006-07-28 15:26
| 陶芸
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この季節はアマガエルの繁殖期ですが、今年は特に沢山のアマガエルの子が見られ、家の周りの草むらにいます。
豆粒のような姿をよく見ると少しずつ顔つきが変わって見えます。 アマガエルの習性はよく知りませんが、毎年、同じカエルが同じ場所に出てくるようです。 ![]() ▲
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| 2006-07-27 14:26
| 自然
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谷野 明夫 氏の作陶展が、岡山高島屋 美術画廊で開かれますのでご案内いたします。
![]() 会期/平成18年8月2日(水)~8日(火) 会場/岡山高島屋7階美術画廊 (電話086-232-1111) ご挨拶/ 岡山高島屋で3回目の作陶展を開催させていただきます。 いつの間にか信楽も28年、自己の陶芸の確立とモダニズムの追求に挑んでまいりました。 今回は従来から続けている堆細線技法と抜絵による、装飾と緊張あるかたちの一体感をテーマにした壺、筥、香炉等を出品いたします。 何卒ご高覧の上ご批評いただきますようお願い申し会えます。 略歴/ ・1949 京都市に生まれる ・1977 京都市立芸術大学美術専攻科(陶磁器)修了 ・1978 信楽に陶房を作る ・1979 日本陶芸展入選(以降2回) ・1981 日本伝統工芸展入選(以降6回) ・1990 信楽秀明文化基金受賞 ・2005 日本工芸会近畿支部監査委員 滋賀県文化奨励賞受賞 現在 日本工芸会正会員 近畿支部常任幹事 滋賀県工芸美術協会理事 信楽陶芸作家協会理事 京都工芸繊維大非常勤講師 京都精華大非常勤講師 ▲
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| 2006-07-25 09:01
| 陶芸
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池の河骨の花が咲いています。コウホネと読みますが、根茎が肥大し、白いので骨の様に見えるのでこの名になったそうです。
![]() 秋海棠も咲き始めました。秋海棠は中国名をそのまま読んだものなので、秋に咲く花であろうと思います。ベゴニアの仲間ですが、こちらの方が上品です。 ![]() ▲
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| 2006-07-24 10:38
| 自然
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何に使われたかわからない染付の作品が有ります。
多分、幕末(明治かも?)の伊万里焼、香合ではないかと思いますが、不明です。 (大きさ・横16.5×縦4.8×高3.9㎝) 表面には漢詩が書いてあって、前4行は、 宿 昔 青 雲 志 蹉 詫 白 髪 年 誰 知 明 鏡 裏 形 影 自 相 憐 、と読めて、初唐の詩人、張九齢の著名な詩「照鏡見白髪」とわかりました。 後半分は、 邉 地 鴬 花 女 年 来 未 覚 新 美 人 天 上 落 龍 塞 始 意 春 、と読めますが、誰の詩か判明しません。 ![]() ![]() ![]() ▲
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| 2006-07-23 21:51
| 陶芸
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池の大賀蓮が今にも咲きそうになっていて、その蕾にいつもシオカラトンボがとまっています。
どうも庭の池が縄張りらしくて、他のシオカラトンボが来ると追い払っています。 メスはムギワラトンボだと言うことはご存知ですか。 ![]() ▲
by yamauchi-bizen
| 2006-07-22 15:51
| 自然
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雨、雨、雨の毎日ですが、夏の花 ダリアが咲いています。
私達が若い頃は夏の花と言えばこのダリアとヒマワリが定番でしたが、最近はあまり見かけなくなりました。 冬場は球根を堀上げて保存します。 種類によってはサツマイモそっくりな物も有りますが、間違えて焼き芋にしてしまった、などという話しを聞いたことがあります。 原産地はメキシコですが、なるほどと妙に納得する花です。 ![]() ▲
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| 2006-07-21 08:51
| 自然
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岡山県天神山文化プラザで開かれている「金盛 秀禎 彫刻展」を見に行ってきました。
さすが文化プラザの企画展だけあって、広々としたスペースに沢山の作品が展示してありました。 ご本人は不在でしたが、奥方にお会いして、少し喋りました。 作品は副題の「子供の詩」のように、ほとんどが子供をモチーフにしたものです。 鳩など鳥や、半具象の男などはありましたが、彫刻作品によく作られている女性像は見あたりません。 金盛さんは女性は苦手なのかな?と思いました。 会場の写真をアップしておきます。 ![]() 家族のように展示された作品群 ![]() なぜか、この作品のみが彩色してありました ▲
by yamauchi-bizen
| 2006-07-19 21:12
| アート
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我々、やきもんやサンが使う道具に燗風呂(カンブロ)というものがあります。
ロクロの左側に置いて手水を入れますが、別に燗風呂でなくても水が入ればいいのでプラスチック製のバケツなどを使う人が多いのですが、私はこの燗風呂を使っています。 古くは酒の燗するのに使用した桶で、銅製の筒と、蓋がついていて筒には炭火を入れて水を温めていました。 ロクロ職人が寒期に手水を温めるのに、この燗風呂を転用したものと思います。 桶や樽などの木製品はプラスチックなどの化学製品に取って代わられてしまいましたが、この燗風呂は今でも陶芸材料店で売っています。 名前は燗風呂ですが、炭火を入れる部分は無くなっています。 下に私が使っている燗風呂の写真と、昔の陶芸雑誌に載っていた燗風呂に図を載せておきます。 ![]() ![]() 先日、この燗風呂について知人と話している時、「はっしゃぐ」という言葉が出ました。岡山の方言で、桶や樽が乾燥していて、入れる水などが漏れる状態のことを言います。 ところが松江出身の愚妻はこの言葉の意味がわかると言います。 岡山でも街の人や、若い人は、はっしゃぐの意味は知りません。まぁ、桶や樽は使わないので当たり前かも知れませんが。 サイトで検索してみると、「はっしゃぐ」方言として使う地方に、富山県、大阪市、香川県などが出てきました。その中の説明に、はしゃぐ(乾燥する)がなまった言葉、とありました。 広辞苑で調べてみますと、「はしゃぐ」の意味は、今よく使われている 「調子に乗って 浮かれ騒ぐ」のほかに、「乾く 乾燥する」と出ていました。 岡山の方言だとばかり思っていた、「はっしゃぐ」という言葉は「はしゃぐ」のなまったものだったのですが、「はしゃぐ」を乾燥すると言う意味で聞いたことはありませので、もう使われなくなった古語であろうと思われます。 ▲
by yamauchi-bizen
| 2006-07-19 10:05
| 陶芸
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